WEB別冊文藝春秋

《読んで楽しむ、つながる》小説好きのためのコミュニティ! 月額800円で、人気作家の作品&インタビューや対談、エッセイが読み放題。作家の素顔や創作秘話に触れられるオンラインイベントのほか、お題企画や投稿イベントなど参加型企画も盛りだくさんでお届けしていきます。

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  • #ミステリー小説が好き

    #ミステリー小説が好き

  • 伊岡瞬「追跡」(*小説)

    火災現場で発見された“父親とその息子夫婦”の遺体。しかしその後、この三人は赤の他人であることが判明する――。彼らが家族を装った目的とは? 世界の不穏な真実を暴くノンストップサスペンス

  • 稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」(*食エッセイ)

    南インド料理店「エリックサウス」総料理長にして、ジャンルを問わず何にでも喰いつく変態料理人。あふれ出る食いしん坊パワーで、世界を味わい尽くすエッセイをお届けします。月イチ連載

  • 今井真実「ひとりでまんぷく」(*食エッセイ)

    料理家・今井真実さんが、ひとりで味わう至福の時間を綴るグルメエッセイです。

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記事一覧

書店員さんの声、第三弾!|『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』

現役医師が描く、衝撃のミステリー|山口未桜『禁忌の子』インタビュー

書店員さんの声、第二弾!『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』

書店員さんの声、第一弾!『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』

ミーちゃんのおかげ|『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』番外編

伊岡瞬「追跡」#007(最終回)

【明日発売!】『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』装丁のおはなし

イナダシュンスケ|叱咤激励タコライス

間宮改衣|ルンバがきた

第15回 今井真実|日比谷でちょっと早めのお昼ご飯。お腹も心も満たされるお粥と焼売

一穂ミチ「アフター・ユー」#007

ピアニスト・藤田真央エッセイ #66〈人生を揺るがす鑑賞体験ーートリスタンとイゾルデ〉

イナダシュンスケ|チャーハンの退屈

ピアニスト・藤田真央エッセイ #65〈世界一取りづらいチケットーーバイロイト音楽祭鑑賞〉

編集部からのお知らせ

宮島未奈『婚活マエストロ』刊行に寄せて

現役医師が描く、衝撃のミステリー|山口未桜『禁忌の子』インタビュー

現役医師が描く、衝撃のミステリー|山口未桜『禁忌の子』インタビュー

 ある救急医のもとに搬送されてきた溺死体。それは自分と瓜二つの遺体だった――。

 第三十四回鮎川哲也賞を満場一致で受賞した『禁忌の子』は、医療現場を舞台にした本格ミステリ。発売直後から反響を呼び、新人のデビュー作にして既に四刷が決定、快進撃を続けている。著者の山口未桜さんは、現役医師だ。

「幼少期から読書が大好きで、小説やノンフィクション、漫画なども乱読していました。高校生時代は文芸部に所属し

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ミーちゃんのおかげ|『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』番外編

ミーちゃんのおかげ|『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』番外編

ミーちゃんのおかげ

 爽やかな秋の風が落ち葉をかきまわして去っていく。私は乱れる髪をおさえて、空を見あげた。広く澄んだ青が広がっている。
 向かう先は、このあたりで一番大きな病院、青葉総合病院。私が勤めている長期療養型病棟は、完治の見込めない患者さんが多く大変ではあるけれど、病を持ちながらもよりよく生きることへのお手伝いができるのではないかと、やりがいも感じている。
 職員用の入り口までとことこ

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伊岡瞬「追跡」#007(最終回)

伊岡瞬「追跡」#007(最終回)

24 火災二日目 アオイ(承前)『中央自動車道』小淵沢IC出口まで五百メートルの標識を過ぎた。いよいよだ。
〈いたらどうする〉
 ハンドルを握るリョウが、片手で短く訊いた。
 どうする、とは「〝やつら〟が出口で待ち伏せしていたら」という意味だ。〝やつら〟が数人の精鋭部隊なのか、一個大隊なのか、そこまでわからない。少なくとも、樋口と間抜けな刑事の三人組のほかに、もう一グループ加わったことはわかってい

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【明日発売!】『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』装丁のおはなし

【明日発売!】『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』装丁のおはなし

いよいよ明日は、『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』(秋谷りんこ/文春文庫)の発売日です!

note主催の創作大賞2023から生まれた秋谷さんのデビュー作『ナースの卯月に視えるもの』は大きく話題を呼び、現在6刷と絶好調!(かなりすごいことですよ!!!)

シリーズ化が決定し、この度、第2巻が刊行されることになりました!いえーい!

1巻に続き、装丁はイラストレーター・かないさんが担当してく

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イナダシュンスケ|叱咤激励タコライス

イナダシュンスケ|叱咤激励タコライス

第31回
叱咤激励タコライス

 タコライスはお好きですか? 僕はあれはものすごくおいしい食べ物だと思っています。

 おいしいにもいろいろあります。多くの人がおいしいと思っていて嫌いな人はあまりいない「キャッチーなおいしさ」や、ちょっと伝わりづらいけどしみじみおいしい「渋いおいしさ」、そして好き嫌いがはっきり分かれる「マニアックなおいしさ」、などなど。それで言うと、タコライスのおいしさは、概ね最

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間宮改衣|ルンバがきた

間宮改衣|ルンバがきた

 うちにルンバがきた。うつでうごけなくなった私のためにきた。
 私は夫と二人ぐらしなんだけど、今までずっとへやのそうじは私の仕ごとでした。2LDKのへやをひとりでそうじするのはそれなりに大へんなんだけど、でもプレイリストにすきな曲いれてききながらへやをきれいにしていくのはけっこうたのしくて、おわるとへやも私もすっきり、だいたい一しゅうかんにいちど、そうやってそうじしてそれなりにちゃんとくらせてまし

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第15回 今井真実|日比谷でちょっと早めのお昼ご飯。お腹も心も満たされるお粥と焼売

第15回 今井真実|日比谷でちょっと早めのお昼ご飯。お腹も心も満たされるお粥と焼売

 「料理家」という仕事をしていると、ふだんはめったに家から出ることがない。打ち合わせのときも撮影のロケハンを兼ねて、編集者が自宅にやってくることが多いし、その後の撮影ももちろん我が家。撮影後のレシピをまとめるときも、原稿を書くときも、自宅で行う。基本的に、家でぼんやり過ごすのが一番リラックスできる私にとって、不満はない。むしろちょっと作業しては寝転んだりと、いわばもってこいの労働環境なのである。

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一穂ミチ「アフター・ユー」#007

一穂ミチ「アフター・ユー」#007

「ほな、あの花束は……」
 沙都子が言葉の続きを引き取った。
「浦さんが、ご自分のお父さまに手向けたもの、だと考えるのが自然でしょうね」
 翌日、翌々日と新聞をめくり、念のため一週間先まで記事をチェックしたが、続報は見当たらなかった。
「事件性がなかったとすると、事故か自殺……まあ、遺書でもなければ本当のことはわかりませんよね」
 沙都子のつぶやきは、今の自分たちにも当てはまる。そうだ、なぜ今まで

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #66〈人生を揺るがす鑑賞体験ーートリスタンとイゾルデ〉

ピアニスト・藤田真央エッセイ #66〈人生を揺るがす鑑賞体験ーートリスタンとイゾルデ〉

『指先から旅をする』が書籍化しました!
世界中で撮影された公演&オフショット満載でお届けします。

 ついに開演のベルが鳴り、客席のドアが閉まると、オーケストラがチューニングを始めた。客席の照明が完全に消え、灯が微かに灯るのは幕の下りたステージだけ。やがてチューニングが終わるとそこは完全に無音状態だった。いつ、どのタイミングでビシュコフがピットにやってきたかも判らないので、開演前の拍手もない。静寂

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イナダシュンスケ|チャーハンの退屈

イナダシュンスケ|チャーハンの退屈

第30回
チャーハンの退屈

 あえて悔恨から始めます。僕はチャーハンという食べ物に対して、かつてあまりにも冷淡かつ非道でした。

 世の中には、推定1000万人を超えるチャーハン好きが存在するのではないかと思います。今だから言えますが、僕はその全員から一斉に憎まれかねないことを、ずっと心の中で思っていました。

「中華料理屋でチャーハンを頼むやつの気が知れねえ」

 これがその秘めたる思いです。

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #65〈世界一取りづらいチケットーーバイロイト音楽祭鑑賞〉

ピアニスト・藤田真央エッセイ #65〈世界一取りづらいチケットーーバイロイト音楽祭鑑賞〉

『指先から旅をする』が書籍化しました!
世界中で撮影された公演&オフショット満載でお届けします。

 世界には数多の音楽祭がある。特に夏のシーズンは大小様々なフェスティバルが各地を彩る。私もピアニストとして沢山の音楽祭に出演し、それぞれの特色を味わってきた。しかし、私がどんなに切望しようとも絶対に出演できない音楽祭が存在する——バイロイト音楽祭だ。

 バイロイト音楽祭は、ドイツの小都市・バイロイ

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編集部からのお知らせ

編集部からのお知らせ

 WEB別冊文藝春秋をご覧のみなさまへ。

 これまで別冊文藝春秋では、2022年2月のWEB別冊文藝春秋開設以来、従来の「別冊文藝春秋」電子版とともに2つが並走する形で、読者の方々に「別冊文藝春秋」を届けてまいりました。

 この度、読者の方々の「別冊文藝春秋」のアクセスの利便性をより高めるため、2つの「別冊文藝春秋」をWEB別冊文藝春秋に一本化することになりましたので、ご報告申し上げます。

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宮島未奈『婚活マエストロ』刊行に寄せて

宮島未奈『婚活マエストロ』刊行に寄せて

『婚活マエストロ』第一話の原稿を担当編集者に送ったのは去年の10月31日のことでした。それから一年で単行本になろうとは、まったく想像していませんでした。

「はじまりのことば」でも書いたとおり、『婚活マエストロ』は担当編集者のオーダーからはじまった話です。
「宮島さんの書く婚活の話が読みたいです!」
 と言われたとき、わたしは「○○さんとかに書いてもらったほうがいいんじゃないですか」と別の作家さん

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