書店員さんの声、第三弾！｜『ナースの卯月に視えるもの２ 絆をつなぐ』
こんなにも早く2巻目に会えるなんて、いち読者としてもとても嬉しいです。卯月に視えるものが探偵要素は少なくなった分、人と人を繋ぐような作品に変わってきたように感じました。御子柴家の行方も気になるところですが、きっと卯月の成長の先に寄り添って行って欲しいなと脳内応援をしています。
病気、怪我、老い、そして死。 悲しいけど避けることのできない岐路に立つすべての人に優しく寄り添う物語にじんわりと心が温かくなりました。
前回同様、読んだ後、心がじんわりあったかくなりました。患者、家族、ナース、それぞれの立場からの心情がわかり、優しい気持ちになりました。
大体において、シリーズ2作目というのは、1作目よりパワーダウンする印象だが、本書は違った。1作目より2作目の方がとても強く、心に響くものが感じられた。卯月だけでなく、周囲の人たちの成長も感じられ、物語に広がりと深みが印象強く残りました。
家族の絆と、そこに寄り添う人達の姿に胸がじんわりと熱くなりました。日々を生きる力を処方してもらったような気分です。
人は誰しも、どんな時でもひとりじゃないとあたたかく力強いメッセージを受け取ることができた。長い人生つまづいても、落ち込んで立ち直れそうにないと思っても、必ず見出せる”光”はあると前向きな気持ちになれた。
自分の身に起こったように心震えました。病院にお世話にならない人はいないのでは？看護師さんは天使です。一作目同様、今回もいろんな人に手に取ってもらいたいです。
再び視えるようになった「思い残し」は、内容的には以前と変わりましたが、泣かせるという点ではパワーアップ？しています。プライベート面での進展にも期待です。
迷いながらも、悩みながらも、一本筋の通った信念をもつ。そして、誠心誠意尽くす。そんな登場人物全員かっこいい!!
病気や介護が他人事ではない年齢になり、身につまされる思いでした。それでも優しい気持ちで、前向きになれました。
前作で知った卯月の喪失が強く残っています。だからか、また、思い残しが見えるようになってもちゃんと受け止めていて、力強く感じました。どんな仕事でも起こりうる、人間関係やヒヤリハット（これ、ドキっとしました。程度の差こそあれ、ありますよね！）。そして、親の老い。身につまされる思いでした。看護のプロであっても家族ともなれば冷静でいられない。こういうシーン、テーマに出会う度、自分がいつかそこに対処出来る為のシミュレーションなのかしらと思ってしまいます。現実とのジレンマの中、ブレない覚悟が欲しいと思いました。
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