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書店員さんの声、第二弾!『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』

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「『患者さんって、ひとりの人間として、すみからすみまでしっかり同時に見なきゃいけないんだよ』」という言葉にはっとさせられた。同じ疾患であっても患者ひとりひとりは別の人間なのだ。その人にとってなにが「回復」で、なにが「ケア」なのかは違ってくる。ましてその家族たちまで含めれば、考えることは膨大になる。困難な状況でも、ひとつひとつ最善の選択を探し続ける卯月たちの姿に勇気をもらった。

HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん

今回もほっこり温かい気持ちになりました。家族の病を受け入れること、私も年齢的に考えさせられました。続きも楽しみにしています。

ジュンク堂書店郡山店 玉木多恵さん

年を重ねるごとに増えていく悩みと苦悩、“逆境の先にいる自分”という言葉にぐっと胸をつかまれました。前へ、未来へ進む勇気をもらいました。

Book Yard.CHAPTER3 川本梓さん

温かな気持ちに満たされました。親の病はなかなか受け入れがたいものです。とても身にしみました。

旭屋書店アトレヴィ大塚店 北川恭子さん

私達の生活と隣り合わせの物語で、色んな形の愛が詰まっている。愛に触れると、前向きになって、優しい気持ちになれるのだと実感した。 登場人物達の会話が細やかでリアルで、心の疲れが解されて、気が楽になったり、さっぱりとした気持ちになれる。 十三年という著者の実体験、激務な看護師の裏と表がきちんと描かれているからこそ、すっと感情移入が出来て胸に迫るものがあった。

宮脇書店三郷店 新井さゆりさん

1巻からさらに成長した卯月さん、いつも「安心感」を与えてくれるナースのお仕事の素晴らしさと難しさ、自分自身の置かれた立場になって初めて知った病への恐怖が家族を想う愛おしさとかけがえのない大切さをさらに知ることになるなんて…誰もが起こり得る日常をつい自分に置き換えてしまう程に身近に感じられた。

BOOKSえみたす富士吉原店 望月美保子さん

読み終わった後しばらく呆然としました。 頭の整理が出来なくなるほどの衝撃。感動しすぎて涙が止まらなかったです。 「思い残し」なんて切ない言葉なんだろう。  先生の看護師としての経験があるからこそリアルに感じました。 全ての人が必死に生きていました 人はひとりでは生きられない… 藍川さんの認知症の意識が戻り、娘2人に思いを伝えられた時は号泣、いやいやどの場面も涙が止まらなかったです。

未来屋書店武蔵狭山店 柴田路子さん

看護師さん、ひいては医療関係の方たちにも家族があり、私たちと同じ悩みを抱える1人の人だった。 あたりまえを気付かせてくれ、看護師さんたちの頑張り、患者家族にも気遣いをしてくれて、大変な仕事に感謝しかないです。 前作から卯月も新人看護師も成長していて、なんて頼りになるの!この人たち! 「思い残し」も視える状況が変わってきて、無理せず受け入れていけてる気がしました。誰でも「思い残し」がある、そんな時、卯月のように寄り添ってくれる存在は心を安らかにフラットにしてくれる。

未来屋書店入間店 佐々木知香子さん

また、卯月に会えた。心のこりが見えなくなっていたのに、また見えだした彼女が、何がなんても自分で解決するのではなく、人に任せることを、諭されそれを、受け入れる彼女の成長も感じられた。自分で意図しなくても、人生の最後に差し掛かると、誰でもが思い残すことはあるだろう。それがうまく解消できれば、心が安らかになるだろう。みえるのは、しんどいかもしれないが、卯月にはこの後も患者さんに寄り添って欲しいと思う。

ふたば書房京都駅八条口店 宮田修さん

不意に病気になった時、人は常に気にかけていた事がさらに強く心をしめ、その想いが形となって卯月に視えてしまうのだろう。周りのサポートなしでは病気の克服はない。その事を元看護師である秋谷りんこは誠実さをもって伝えてくれる。あたたかい気持ちになれました。

明林堂書店フジ西宇部店 田中由紀さん

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