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《読んで楽しむ、つながる》小説好きのためのコミュニティ! 月額800円で、人気作家の作品&インタビューや対談、エッセイが読み放題。作家の素顔や創作秘話に触れられるオンラインイベントのほか、お題企画や投稿イベントなど参加型企画も盛りだくさんでお届けしていきます。

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    WEB別冊文藝春秋の無料で読める記事をまとめました。

  • 稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」(*食エッセイ)

    南インド料理店「エリックサウス」総料理長にして、ジャンルを問わず何にでも喰いつく変態料理人。あふれ出る食いしん坊パワーで、世界を味わい尽くすエッセイをお届けします。月イチ連載

  • 矢月秀作「桜虎の道」(*小説)

    司法書士事務所で見習いとして働く桜田哲。“特殊な経歴”を持つ彼のもとに奇妙な依頼が舞い込む。それは不動産王・木下義人が作成した《秘密証書遺言》の預かり証を、身内ではなく桜田に預かって欲しいというものだった!

  • ピアニスト・藤田真央「指先から旅をする」

    24歳の若き天才ピアニスト・藤田真央氏によるエッセイ

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『八秒で跳べ』刊行決定!――『探偵はぼっちじゃない』から5年、大学生になった坪田侑也さんにインタビュー

――デビュー作『探偵はぼっちじゃない』の文庫の解説で、第2作を「信じて待ちたい」と書いてから、ずっと新作を待っていました。本当にお久しぶりですが、この5年間は何をされていたのでしょうか。 坪田 受賞作の単行本が出たのが高校1年生の終わりで、当時の目標は、1年に一冊ずつ書き上げるということで、準備もすぐにしていました。ただ、なかなか思うようなものが書けないうちに、目標が「高校生のうちに一冊仕上げる」を目指そうとなって、それも高校3年生後半になると、大学進学に向けた勉強に専念し

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イナダシュンスケ|トラウマバーベキュー

第19回 トラウマバーベキュー 昔の話です。僕は大学を卒業して、とある会社に就職しました。食品関係としては大手の部類に入るその会社は大阪市内に本社があり、会社まで電車一本で行ける隣の市に寮がありました。本社配属の新入社員は半ば強制的にその寮に入ることになっており、僕もその中の1人でした。  寮に入る前の2週間ほど、新入社員は研修センターに集められて、泊まりがけの研修が行われました。そこには、僕の知らないタイプの人たちがたくさんいました。  その会社は、なんだかキラキラした会社

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藤田真央『指先から旅をする』ーー"愛蔵版" 発売決定!

ピアニスト・藤田真央さんによる初著作『指先から旅をする』の〈愛蔵版〉発売が決定しました。 リッチで上品な函入り装丁で、まさに「永久保存版」な逸品です。 さらにはこんな特典も……! 《豪華3大特典》 ◉フォトブック 南仏プロヴァンスでの撮り下ろし写真をはじめ、世界中で撮影した秘蔵ショットを100点収録! もちろん全点、通常版には未収録の写真です。 ◉2万字エッセイ ロンドンの名門ウィグモア・ホールにて行われた、異例の5日間連続公演〈モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲ツィク

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YouTuber・コウイチ「9月の日記」

9月の日記 9月4日  今日から日記を付けてみることにした。理由は数年後に振り返ってみたら何気ない日常でも面白く感じるかもしれないと思ったからだ。過去の記憶を振り返った時に、何が起きたのかまでは思い出せるが、その時に何を思ったのかまでは思い出せない。だから毎日細かく書き記すことで感情というものを記録したいのだ。他の理由の一つとして何かを続けるという成功体験を手に入れたかったからだ。自分は生きてきた中で何か一つのことを継続するということをできたためしがない。強いて言えば歯磨き

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  • 105本

『八秒で跳べ』刊行決定!――『探偵はぼっちじゃない』から5年、大学生になった坪田侑也さんにインタビュー

――デビュー作『探偵はぼっちじゃない』の文庫の解説で、第2作を「信じて待ちたい」と書いてから、ずっと新作を待っていました。本当にお久しぶりですが、この5年間は何をされていたのでしょうか。 坪田 受賞作の単行本が出たのが高校1年生の終わりで、当時の目標は、1年に一冊ずつ書き上げるということで、準備もすぐにしていました。ただ、なかなか思うようなものが書けないうちに、目標が「高校生のうちに一冊仕上げる」を目指そうとなって、それも高校3年生後半になると、大学進学に向けた勉強に専念し

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一穂ミチが描く「愛」のかたち――〈はじまりのことば〉

 二年半ぶりに「はじまりのことば」を書くことになった。前作(『光のとこにいてね』)のスタート時には、おうち時間を言い訳に怠惰な動画視聴ライフを送り、肝心の小説がまったく捗らないという駄目っぷりを披露した。今現在のわたしは、おうち時間の期間などとうに明けたというのに、YouTubeプレミアムに加入し動画視聴が捗りまくっている。まるで成長していない……(by安西先生)どころの話ではない。バキ童チャンネルで人生が溶けていく。  それでも「書かせてください」と言ったのは自分なので書か

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門井慶喜が「江戸時代の金融市場」に挑む!――〈はじまりのことば〉

 以下、金融の話である。なるべくわかりやすく説明したい。  江戸時代には、たとえば旗本の給料は米で支払われていた。8000石なら高給取り、200石ならまあまあ。10石以下なら貧乏旗本。  1石というのは兵士1人を1年間養うことのできる食糧というほどの意味の単位で、要するに米の量である。ところが旗本というのも人間なので、米ばかり食っているわけにもいかないし、こまごまとした日常の買いものもあるし、ときには外食だってしたい。  そういうものに対しては、彼らは銭、つまり貨幣を使用した

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宮島未奈|よみがえる京都の夏――万城目学『八月の御所グラウンド』に寄せて

*** 「万城目さんがおっしゃるには、京大生はみんな『御所G』を知っているそうです」  編集者が差し出したプルーフには『八月の御所グラウンド』と書かれている。 「聞いたことないですね」  わたしが首を傾げると、「森見登美彦さんも知らないっておっしゃってました」との返答。三人中二人知らないやんけ。心のなかで突っ込みながら、 そのプルーフを受け取った。  そういうおまえは誰やねんと突っ込まれそうなので説明すると、わたしは今年の三月に『成瀬は天下を取りにいく』で小説家デビューし

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稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」(*食エッセイ)

南インド料理店「エリックサウス」総料理長にして、ジャンルを問わず何にでも喰いつく変態料理人。あふれ出る食いしん坊パワーで、世界を味わい尽くすエッセイをお届けします。月イチ連載

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  • 21本

イナダシュンスケ|トラウマバーベキュー

第19回 トラウマバーベキュー 昔の話です。僕は大学を卒業して、とある会社に就職しました。食品関係としては大手の部類に入るその会社は大阪市内に本社があり、会社まで電車一本で行ける隣の市に寮がありました。本社配属の新入社員は半ば強制的にその寮に入ることになっており、僕もその中の1人でした。  寮に入る前の2週間ほど、新入社員は研修センターに集められて、泊まりがけの研修が行われました。そこには、僕の知らないタイプの人たちがたくさんいました。  その会社は、なんだかキラキラした会社

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イナダシュンスケ|千切りキャベツの成長譚

第18回 千切りキャベツの成長譚 僕が小学生の頃「放送教育」というものがありました。これはNHK教育テレビでやっていた小学生向けの学科の番組を授業中にみんなで観るというもの。例えば週に一回の「道徳」の時間には、15分ほどの道徳の番組を観る、という感じです。もちろんすごく面白いというわけではないのですが、一応ドラマ仕立てで、普段の退屈な授業よりは幾分マシでした。そして僕はこの「道徳」のドラマに、なぜかじわじわとハマっていったのです。  自分たちと同じ小学生を主人公とするそれは、

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イナダシュンスケ|続・牧歌的うどん店 かき氷・おばあちゃん・パンクス

第17回 続・牧歌的うどん店 かき氷・おばあちゃん・パンクス 時給1000円に釣られて、とある神社の境内にあるうどん屋さんで働き始めた僕でしたが、そこは仕事も楽で、まかないはおいしく、店の人たちも優しく、天国のようなバイト先でした。  その店は、店の外に緋毛氈の敷かれた縁台もあり、茶店も兼ねていました。そこでは、冬はお汁粉、夏はかき氷が供されました。そしてその仕込みだけは、一貫しておばあちゃんの担当でした。  かき氷は、イチゴやメロン、抹茶など一通りのメニューを揃えていました

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イナダシュンスケ|牧歌的うどん店

第16回 牧歌的うどん店「牧歌的」という言葉があります。自然の中で牧人が歌う歌のような、飾り気がなくのんびりした様子を言います。  飲食店というのはおおむね、この「牧歌的」の対極にあります。常にせわしなく、そして時に世知辛い。一見優雅に見える店もありますが、それは水鳥と同じです。水面下ではいつでも必死に足搔いている。しかし僕は過去に一度だけ、本当に牧歌的な店に出会ったことがあります。学生時代の話ですから、もう30年以上も前のことです。  その店はうどん屋さんで、京都の、観光客

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矢月秀作「桜虎の道」(*小説)

司法書士事務所で見習いとして働く桜田哲。“特殊な経歴”を持つ彼のもとに奇妙な依頼が舞い込む。それは不動産王・木下義人が作成した《秘密証書遺言》の預かり証を、身内ではなく桜田に預かって欲しいというものだった!

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  • 4本

矢月秀作「桜虎の道」#004

第3章1  池田孝蔵は西新宿の高層ビルを訪れていた。五十階のワンフロアを貸し切っているのは、警備会社〈アイアンクラッド〉だ。  社内に通された孝蔵は、奥の社長室に案内された。  一面ガラスの窓からは、新宿のビル群と街が一望できる。左手には執務机があり、中央の広いスペースにゆったりとした応接セットが置かれていた。  孝蔵は腰が沈むほどのソファーに深く座り、もたれ、脚を組んだ。  対面には、目鼻立ちのはっきりした細身で長身の男がいた。少しパーマをあてた髪をラフな感じで横に流し、

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矢月秀作「桜虎の道」#003

第2章1  桜田は翌朝、何事もなかったように出勤した。通常通りみんなより少し早めに出勤したにもかかわらず、事務所には小夜と有坂がいた。 「おはようございます。すみません、遅くなりました」  へこへこと頭を下げ、自席へ着く。  と、小夜が席を立って、桜田に近づいてきた。有坂も立ち上がる。 「桜田さん、ノートパソコンを持って、応接ブースに来てください」  小夜は言い、自分のノートパソコンを持って、応接ブースへ向かった。有坂も同様に向かう。  何かわからないまま、桜田もノートパソ

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【第1話無料公開中‼】矢月秀作「桜虎の道」#002

3 木下邸から戻ると、小夜から連絡を受けた尾見、荒金、有坂が待ち構えていた。 「おかえり。お疲れさん」  荒金が声をかけてきた。  桜田はへこっと首を突き出して頭を下げた。  小夜は返事もせず、自席に戻ると、座って深いため息をついた。  と、有坂がカツカツと革靴を鳴らし、桜田の脇に来た。 「いやあ、大変なことになりましたねえ!」  大きな声で言い、桜田の肩を抱く。相変わらず、バカにしているのかなんなのかわからない笑顔だ。 「みんな、ちょっと集まってくれ」  尾見が声をかける。

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苛烈な人生に翻弄される一人の男… 矢月秀作、新連載スタート!「桜虎の道」#001

プロローグ「今日もこの時間か……」  桜田は、街灯の明かりの下で腕時計に目を落とし、ため息をついた。  桜田哲が勤務する尾見司法書士事務所を出たのは、午前一時を回った頃だった。  任されていた不動産登記がなかなか仕上がらず、仕方なく残業していた。  ようやく一案件は書き終えたものの、まだ抱えている作成途中の書類は山積みだ。  まだまだ残業が続くのかと思い、再び、大きなため息がこぼれた。  鼻をずり落ちてきたメガネを指先で押し上げ、猫背でとぼとぼと夜道を歩く。  司法書士事務所

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ピアニスト・藤田真央「指先から旅をする」

24歳の若き天才ピアニスト・藤田真央氏によるエッセイ

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  • 42本

ピアニスト・藤田真央エッセイ #39〈プレトニョフの贈り物――ヴェルビエ音楽祭〉

『指先から旅をする』書籍化! 12月6日(水)発売  7月17日、マルクとの最初の公演が始まった。11時開演のため、9時には教会に到着していた。慣れ親しんできた会場とピアノで、一度鍵盤に触れれば想像していた通りの響きを確認することができる。一方、マルクは幾分緊張気味だ。それもそのはず、今回は全10曲の《ピアノとヴァイオリンのためのソナタ》が配信される。ミスや雑音が入った箇所は終演後にパッチング(修正)を行えるので、それほどナーバスにならなくても良いとスタッフたちがマルクを諭

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #38〈私の「ホーム」ヴェルビエーーババヤンのレッスン〉

 2023年7月15日、待ち焦がれたヴェルビエに到着した。冬季にはスイス最大規模のスキーリゾートとしてにぎわうこの地は、至る所にログハウスふうのシャレーが立ち並ぶ。「アルプスの少女ハイジ」を彷彿とさせる風景だ。  この地で毎年7月に開催される大規模な音楽フェスティバル〈ヴェルビエ音楽祭〉の歴史は、今年で30周年を迎える。アニバーサリーイヤーともあって、参加アーティストの面々は例年にも増して豪華だ。常連のミッシャ・マイスキー、エフゲニー・キーシン、レオニダス・カヴァコスやユジ

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【12/6発売】ピアニスト・藤田真央さん初著作『指先から旅をする』刊行決定!

ピアニスト・藤田真央さんによるエッセイ&語り下ろし連載「指先から旅をする」の書籍化が決定しました! 2023年12月6日(水)に文藝春秋より刊行されます。 ▼予約受付中 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163917849 弱冠24歳にして「世界のMAO」に 2019年、20歳で世界3大ピアノコンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞。以降、世界のマエストロからラブコールを受け、数々の名門オーケストラ

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #37〈モーツァルトとの旅――ウィグモア・ホール最終公演〉

 ウィグモアウィークも5日目、ついに最終日を迎えた。この日が来るのを今か今かと待ち望んでいた。だが、最後の公演も一筋縄ではいかないだろう。演目は《「6つのウィーン」ソナチネ第1番 K.439b》《ソナタ第2番 K.280》《ソナタ第12番 K.332》、休憩後に《ソナタ第7番 K.309》《ソナタ18番 K.576》。  ピアニスト泣かせの《第2番》と《第18番》の2曲を、私は大変恐れていた。どちらもシンプルに聞こえるが、実際は技巧的な要素が詰まった難曲で、私も苦手意識を強く

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