Welcome to「WEB 別冊文藝春秋」
《読んで楽しむ、つながる》小説好きのためのコミュニティ!
ポケットはいつも、千の物語で溢れている――そんな理想を胸に、小説誌『別冊文藝春秋』はたくさんの小説をお届けしてきました。
創刊は1946年。谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、坂口安吾といった時代を代表する作家の作品をはじめ、近年では本屋大賞受賞・宮下奈都『羊と鋼の森』や、直木賞受賞・島本理生『ファーストラヴ』等、話題作もたくさん誕生しました。
その間ずっと、どんなふうにみなさまが作品を受け止めてくださっているのか、その声が聞けたらと願い続けてきました。
同時にもっと作家さんの肉声や熱、作品づくりの舞台裏もお届けできたら、とも。
折しも今年は文藝春秋の創業100周年の年。改めて、読者のみなさまとの関係を深化させられたらと考え、ここ「note」にて「WEB別冊文藝春秋」をスタートさせます。
これまでは二ヵ月に一度、電子書籍として販売していた『別冊文藝春秋』が、月額800円(税込)で読み放題になります。
基本的に、連載中の作品は第1回からすべてお読み頂けるほか、WEBオリジナルコンテンツもお楽しみいただけます。
また、「読む人と書く人がつながる場所」であることを大切に、毎月人気作家のオンラインイベントを開催するほか、ハッシュタグで投稿し合うお題企画や、寄せられた質問に編集部がわいわいお応えする「#ミステリーお悩み相談」なども実施していきます。
■CONTENTS:読む
◆今すぐ読める作品(一部)
【小説連載】
◎第165回直木賞候補、2022年本屋大賞ノミネートで話題の『スモールワールズ』一穂ミチさん最新作「光のとこにいてね」。
◎TikTokクリエイター・けんごさんの「第1回けんご大賞」でベストオブけんご大賞受賞『死にたがりの君に贈る物語』の綾崎隼さん「ぼくらに噓がひとつだけ」。
◎『塞王の楯』で第166回直木賞受賞、今村翔吾さん「海を破る者」。
◎ヒットメーカーが本気で挑む父と息子の物語、冲方丁さん「マイ・リトル・ジェダイ」。
◎SF小説の旗手が描くアフターコロナの青春、藤井太洋さん「オーグメンテッド・スカイ」。
◎『平場の月』で第32回山本周五郎賞受賞、朝倉かすみさん「よむよむかたる」
などなど心震える小説、もりだくさん!
【ロングエッセイ】
◎『六人の噓つきな大学生』で2022年本屋大賞ノミネート、コミック『ショーハショーテン!』(マンガ:小畑健)の原作でも話題の浅倉秋成さんが積年の愛を叫んだ「私が"千葉ロッテマリーンズ"です」。
◎『図書館の魔女』で一大ファンタジーブームを巻き起こした高田大介さんの、フランス郷村暮らしを綴る「異邦人の虫眼鏡」。
【スペシャルインタビュー】
◎2019年に弱冠二十歳で国際コンクール第2位に輝き、映画『蜜蜂と遠雷』で天才ピアニスト・風間塵役の音を担当したことでも話題になった、ピアニスト藤田真央さんのロングロングインタビュー!(☆3月から連載も決定!)
◎『悪人』『横道世之介』の吉田修一さんがついに新作『ミス・サンシャイン』で挑んだ長崎・原爆の記憶について。
◎『新しい星』が第166回直木賞ノミネート。生きづらさに寄り添う作家・彩瀬まるさん。
◆今後の掲載予定
◎WEBで大人気! 生湯葉シホさん、初の小説書き下ろし。
◎「最後の医者」シリーズやノンフィクション『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』で知られる二宮敦人さんの新連載「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」。
以降、須賀しのぶさん、高殿円さん、小川哲さん、河野裕さん、高野和明さん、安東能明さん などなど順次連載開始予定!
また、初対談・島本理生さん×村田沙耶香さんに、『万事快調〈オール・グリーンズ〉』で話題沸騰・現役大学生作家 波木銅さんのルポルタージュ連載、作詞家・児玉雨子さんの「大人の自由研究」、料理人・稲田俊輔さんの「食いしん坊のルーペ(仮)」。
さらには、「ページ」という概念から解放された、オンラインならではの動画や音声を組み合わせた新しい表現や作品を届けることはもちろん、小説を読むのがもっと楽しくなるような、読む人と書く人がつながるためのイベントも毎月実施していきます。
■EVENTS:つながる
◆投稿でコミュニケーション!
[1]求む、作品レビューやご質問
出来立ての熱をそのまま伝える場所「WEB別冊文藝春秋」をライブ空間だとすれば、そこにはリスナーの存在が不可欠です。
あなたの声援こそが書き手の原動力となり、同時にレビューという名の表現が、みなさんの読書体験をも刺激していくはずです。
ぜひとも、ハッシュタグ「#別冊文藝春秋」や「#(作品名)」を付けて投稿してください。
オンラインイベントの際も、みなさまからの投稿を事前にすべて拝見し、なるべくご質問やリクエストにお応えしていきます。
[2]作家さんと一緒に「#愛を叫ぶ」
みなさんと作家さんが共通のお題で叫び合えたらどんなに楽しいことでしょう。
一番バッターとして、『六人の噓つきな大学生』が話題の浅倉秋成さんに思い切り愛を叫んでいただきました(贔屓の球団について積年の想いを綴ってくださいました)。
みなさんの「とっておき」も教えてください。ハッシュタグ「#愛を叫ぶ」で投稿していただいたものは、すべて作家さんと一緒に拝読いたします。
◆オンラインイベントで作家さんに会う
毎月1、2回を目安に、人気作家のオンラインイベントを開催していきます。
[1]第1弾
「WEB別冊文藝春秋」開始を記念して、ともに『別冊文藝春秋』の連載作家である有栖川有栖さんと一穂ミチさんのオンライントークショーを開催します。
[2]今後の予定
◎『黒牢城』で第166回直木賞を射止めた米澤穂信さんと有栖川有栖さんの特濃ミステリー対談。
◎森見登美彦さんのオンライン読書会(森見さんの著書『熱帯』にちなんで、みなさまからの体験談「#わたしの熱帯」を募集します。詳細は2月中にサイト内でお知らせします)。
◎本邦初公開! 高田大介さんの「フランス郷村での日々」をライブ配信。◎春には「響け!ユーフォニアム」シリーズの著者・武田綾乃さんや、anan「いまどき男子」特集や「アメトーーク!」でも話題の大前粟生さんによる新刊イベントも準備中です。
◆〈大人のミステリー研究会〉で傑作と出会う
まだ見ぬ本と出会いたい――そんなみなさんに、三度の飯より小説が好きな文藝春秋の編集者たちが古今東西の傑作をおすすめするレコメンド企画も準備中です(*音声配信を予定しています)。
「こういう作品をもっと知りたい」「面白かったのに、うまく言葉にできない」。そんな、ミステリーに関わる「お悩み相談」も受け付けます。
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1987年に司馬遼太郎さんがお書きになったエッセイに「活字の妖精」というものがあります。
「なんでも思った通り書いていい――そんな声が絶えず聞こえることが、作家にとって大きな励みになる」「そうした自由を感じる場所が『別冊文藝春秋』であった」。
これらの文章を読むにつれ、「WEB文藝春秋」を始める場所がnoteという、書く人にとってあたたかく、挑戦を見守ってもらえる場であってよかったとつくづく思います。
みなさんと一緒に、あたらしい作品が生まれ落ちる瞬間を目撃し、高揚感を分かちあっていけたらと思いますので、これからどうぞよろしくお願い致します。
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