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稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」(*食エッセイ)

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南インド料理店「エリックサウス」総料理長にして、ジャンルを問わず何にでも喰いつく変態料理人。あふれ出る食いしん坊パワーで、世界を味わい尽くすエッセイをお届けします。月イチ連載
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記事一覧

イナダシュンスケ|「美食家」は死語になる

第11回 「美食家」は死語になる  先日、少し面白い言葉の使い方を耳にしました。とある女性…

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イナダシュンスケ|味の素ラプソディ

第10回 味の素ラプソディ  「味の素」の話をしようとしています。よく見ると実に秀逸なネー…

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イナダシュンスケ|味噌煮のロマン

第9回 味噌煮のロマン  かつて日本の農村の標準的な食事はどのようなものであったか、とい…

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イナダシュンスケ|ホルモン奉行、卒業。

第8回 ホルモン奉行、卒業。   人が何かを好きになる時。それは、気が付けば自然とそれを…

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【全文無料】イナダシュンスケ│小生、蕎麦を語る

第7回 小生、蕎麦を語る   蕎麦の良さがわからぬ、と言う人は少なからず存在します。僕も…

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イナダシュンスケ│スパイス、ハーブ、薬味… だけじゃない「マズ味」の話    

第6回 マズ味は文化だ 前回は、パクチーの「マズ味」に関するお話でした。マズ味とは、おい…

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イナダシュンスケ│パクチーに潜む「マズ味」

第5回 パクチーのマズ味 皆さんはパクチーはお好きですか? 一般的に、好き嫌いが大きく分かれるとされる食材です。苦手な方も少なくないのではないでしょうか。  しかし10年くらい前は、今よりもっと苦手な人が多かったはずです。当時から飲食店をやっていた自分の感覚だと、お客さんの半分以上、いやむしろ大半が苦手だったんじゃないかと思います。  今は、少なくともそこからは大きく様変わりしました。「好き」と言い切る人は確実に増えました。もしかしたら若干の苦手意識は持ちつつ、ちょっと無理し

イナダシュンスケのステージ、それが「季節のモダンインディアンコース」

第4回 料理はライブだ! 食に関する雑多な仕事をしています。  こうやって食にまつわる文章…

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イナダシュンスケ│「異常性」を逆手に取って今がある

第3回 厨房の異常者   今さら改めて言うのもなんですが、僕は食べることが大好きです。 「…

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イナダシュンスケ│僕は「その国の料理」が大好きなんです

第2回 食いしん坊のルーペは世界を覗く     食べることが好きです。  人間誰しも食べる…

最強の食いしん坊、イナダシュンスケさんが惚れ込む〈背徳の味〉とは…

第1回 背徳のアレンテージョ 「背徳のアレンテージョ」  思わず声に出して読んでしまいまし…