下瀬美術館&広島市現代美術館――広島の新たな顔となるふたつのミュージアム|透明ランナー
まずは写真を見てください!
2023年3月、広島にふたつの美術館がオープン/リニューアルオープンしました。
ひとつは2023年3月1日(水)に開館した下瀬美術館。広島市の建築資材メーカー・丸井産業の経営者のコレクションを展示する私立美術館です。美術館の設計を手掛けたのは、建築家の坂 茂(ばん しげる、1957-)。ひときわ目を引く色鮮やかな8つのキューブが水盤の上に並んでいます。
もうひとつは広島市現代美術館です。改修のため2020年12月から長期休館に入り、2023年3月18日(土)にリニューアルオープンしました。私はこの日が楽しみすぎて半年前からGoogle カレンダーに予定を入れておいたほどで、オープンしたその日にリニューアル記念特別展「Before/After」を訪れました。(写真撮影:透明ランナー)
下瀬美術館
赤、青、黄、緑……。下瀬美術館の見どころのひとつは8つのカラフルな「可動展示室」です。瀬戸内海の島々から着想を得て、広島の造船技術を活用して設計されました。キューブは単独のユニットとして機能し、それぞれ空調・電気設備を備えています。
私が訪れたときは水盤の水位が低い状態でしたが、水位を増すと浮力で展示室が浮くらしいです。すごい!
展示にあわせてフォーメーションを自在に変えることができます。複数の配置パターンが用意されています。
館内からは海がすぐ近くに見えます。目の前にあるのは宮島(厳島)です。
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