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#東京都写真美術館
年末年始に行ける! オススメ美術展5選【2023-24年】|透明ランナー
坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア(NTT ICC) 本連載でいちばん反響の大きかった記事が、2023年4月に公開した「『現代アーティストとしての坂本龍一』を振り返る――現代アートへの接近、そして越境」でした。教授の業績を回顧する記事は多くありましたが、現代アートの側面から振り返るものはあまりなかったように思います。執筆にあたって彼の芸術活動の幅広さをあらためて認識しました。
NT
風景論へのノスタルジーではない眼差し――「風景論以後」展|透明ランナー
それは2023年2月1日(水)のことでした。東京都写真美術館の2023年度のラインナップが発表され、それを眺めていた私は、ある展覧会の情報に目が留まりました。
えっ、風景論?! 風景論の展覧会が、今?!
この展覧会は5月頃「風景以降(仮)」から「風景論以後」へと名前を変え、7月に展示内容の詳細が発表されました。私はあまりに楽しみすぎて、ホームページをこまめにチェックしながら始まるのをずっ
「恵比寿映像祭2023」――映像表現の拡張可能性を問い続けるフェスティバル|透明ランナー
私は毎年個人的に「美術展ベスト10」を作っていますが、普通に挙げると必ずランクインしてしまうので“殿堂入り”にしている展覧会があります。そのくらい大好きなのが「恵比寿映像祭」です。
「恵比寿映像祭」は2009年の第1回以来、毎年東京都写真美術館を中心に開催されている映像の祭典です。2023年で15回目を迎えます。展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなど複数のイベントが行われ
川内倫子展&野口里佳展――カメラを通じて世界の“偶然”に出会う力|透明ランナー
現在時期を同じくしてふたりの写真家の大規模個展が開催されています。
東京オペラシティ アートギャラリーで開かれている「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展は、柔らかな色調を特徴とする写真家・川内倫子(かわうち りんこ、1972-)の個展です。自然の風景を陰影をもって描き出す作品で知られていますが、本展ではこれまでの印象と違った大胆なイメージが並んでいます。
前回の記事「世界最大級の現
透明ランナー|「見るは触れる 日本の新進作家 vol.19」展――広がり続ける写真芸術の自由な可能性
こんにちは。あなたの代わりに観てくる透明ランナーです。
今回紹介するのは、東京都写真美術館で開かれている「見るは触れる 日本の新進作家 vol.19」展です。「日本の新進作家」展は2002年から東京都写真美術館で定期的に行われている企画展で、新たな写真・映像表現に挑戦している若手作家の作品をピックアップして紹介するものです。私は2008年の「vol.7」以降毎回訪れ、どんな作品と出会えるのか