「泣かせるのが上手」「何度も読み返したくなる」書店員さんの声を紹介します! 25 WEB別冊文藝春秋 2024年5月25日 12:00 発売二週間経たぬうちに三刷りが決まった『#ナースの卯月に視えるもの』。全国の書店員さんから感動の声が届いています! 新川帆立大絶賛! 創作大賞2023(no...『ナースの卯月に視えるもの』秋谷りんこ | 文春文庫 新川帆立大絶賛! 創作大賞2023(note主催)「別冊文藝春秋賞」受賞作 看護師・卯月咲笑には、患者の「思い残し」が視え books.bunshun.jp TOPページへ 患者の思い残しが視える、発想が斬新です。それよりなにより看取り病棟の大変さと難しさ、医師、看護師、その他スタッフ、家族が揃ってチーム!に感銘しました。サラッと同性愛にも触れているのも見逃せないところでした。 医療系の話が大好きで、私の中では泣かすのが上手な作家さんの5本の指に入るかもです。これからも新しい作品を読ませてください(やっぱり希望は医療系)。喜久屋書店高岡店 京田裕子さん 舞台は完治の望めない人々が集う長期療養型病棟。 「思い残し」が視える看護師・卯月。 自分だけが視える「思い残し」を解決するために行動する卯月が眩しい。 優しさとミステリーと医療。 私の惹かれる三大要素が揃っている! 卯月のようなナースがいたら良いなぁと思いつつ、本人はキツいであろうな、とも思ってしまう。 元看護師の秋谷りんこさんだからこそ描けた描写が沢山で、臨場感満載でした。 医師ではなく、看護師が主人公。大好きです!!それも元看護師の方が描いてくださるなんて。次回作も楽しみにしております!文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん この物語からもらえる優しさが、あたたかくて大好きです。 医療に関する専門的なことと、人と人との触れ合い、このバランスがすごく良くて読んでいて楽しかったです。秋谷さんの医療系の物語をもっと読んでみたいと思いました。未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん 看護師として現場で働いていた秋谷さんならではの臨場感あふれる病棟の描写に胸打たれます。思い残しという言葉に涙腺がゆるみました。卯月に視えるものを通して、優しさが伝わってきます。 思い残しという言葉がそれぞれの人生を映し感動しました。卯月のこれからも応援していきたいです。うさぎや矢板店 山田恵理子さん 命と向き合うものすごいプレッシャーのなかで、看護師にとって患者へ寄り添う一番大切なものを見つめる姿にじんわりと温かい気持ちになりました。完璧じゃないけど、厳しい現実と向き合いながら、こんな看護師さんに見守ってほしいと心から思いました。 色々な状況で痛みをかかえ、苦しんでいる人に絶望から少しの光を与えてくれる作品。多くの人に読まれてほしいです。ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん 思い残しとは、無念であり、自分の力ではどうにもならなかった事への思い。対して後悔は自分の行いについて悔いること。今、自分に何かあったらと想像した時に、私は後悔の方が多い事に気がついた。何度も読み返したくなる本でした。 少し心が疲弊しているところがあったので、心が軽くなるような気持ちになりました。ミステリーも好きなので、とても面白かったです。蔦屋書店茂原店 松浦直美さん 「思い残し」が視えるという不思議な設定とそれに対する卯月の行動力に驚きつつ、ミステリーとしても人間ドラマとしても興味深く読んでいました。物語が進むにつれ、卯月の「思い残し」への拘り理由や辛い記憶を知り、それでも強く優しく生命に向き合う卯月や、素敵な仲間たちにとても励まされました。この物語に出会えてよかったです。 リアリティある現場の描写と、登場人物の心情の繊細な描きかたにとても引き込まれました。次回作も楽しみにしております。柳正堂書店 甲府昭和イトーヨーカドー店 木村安美さん 看護師のリアルな業務描写と、患者の「思い残し」をビジョンとして視ることのできる特殊能力が無理なく共存していて、どちらかに偏り過ぎずバランスの良い印象を受けました。卯月が「思い残し」の方に心を砕くより、患者自身に真摯に向き合うことへとシフトしていく展開がとても良かったです。きっと何か気づいていながら、踏み込むことなく卯月に付き合う同期のサンボをはじめ、同僚たちや上司、患者も皆優しく、良い職場だなと思いました。ただ、小説ならちょっとクセの強いキャラクターが出てきても良いかなとも思います。同性婚のエピソードはとても素敵でした。 看護師の職務に誠実に向き合っていらっしゃったことが物語から伝わってきました。これから小説という場で新たな世界を広げていって下さい。次作も楽しみにしています。ジュンク堂書店旭川店 松村智子さん このお仕事に従事してらした方の確かな現実を感じました。これからもっと増える高齢者、医療を必要とする人々、更に介護側の人手不足。どちらの方にも求められる心のケア。優しさの中に覚悟を求められた作品でした。 看護師さんは医療のプロでありながらこんなにもサービス業の側面まで求められるのかと改めて感じさせられました。様々なキャラクターに接することで目から鱗が落ちたり、思わず背筋を伸ばす場面がたくさんありました。 また次の作品を楽しみにしております!紀伊國屋書店広島店 藤井美樹さん ひとりじゃないのだと気にかけてくれる人がきっとそばにいるはずとそう思い出させてくれました。 大切に想いを込めて書かれた小説は、読み手を惹きつけるものがあると信じています。岩瀬書店富久山店 大内佳美さん 死に向かっていく人たちを取り巻くストーリーなのになんでこんなにあったかくて希望を感じられるんだろうと思いました。命も明日もとてつもなく輝いている!あと、看護師さんたちへ感謝と敬意を贈りたくなりました。 読者の心を奮わせる展開がすばらしかったです。最後にあの話をもってきてるとこ、うまいなぁ…と感嘆しつつ素直に涙しました!TSUTAYA中津店 稲益真理さん なんとも心がほっこりする、やさしいお話でした。 私も10年程、病棟で働いていた事があり(看護助手ですが)夜勤やエンゼルケア、お風呂介助etc…とてもなつかしかったです。あっと言う間に読みました。続編も読みたいです。ブックスオオトリ四つ木店 石黒浩美さん 誰もが死に直面した際に「思い残し」はあるもの。それが視える看護師、卯月の温かく、優しい、そして切ない気持ちがビンビン伝わってきました。 周囲の方たちも素敵な方ばかり。映像化するなら……と想像しながら読みました。本の王国知多イトーヨーカドー店 莨谷俊幸さん 病院は苦手だけれど、もし自分に何かあった時にはこんなに患者のことを想ってくれる看護師さん達だといいなと思いました。長期療養の現場だからこその苦悩と葛藤がとてもリアルで胸に響きました。 看護現場のリアル感がとてもいいと思いました。これからも心温まる物語を楽しみにしています。Book Yard CHAPTER3 川本梓さん「病気」や「死」いずれは向き合う現実に、”恐れ”のみが強かった私にあたたかい、優しい世界を教えてくれました。看護師を経験された著者が描くからこそ救いとなり、ぬくもりと真実を感じるのだと思います。 看護師1年生の姪に送りたいと思います。これからも痛みとやさしさを描いて欲しいです。北上書房 佐々木美樹さん 読後、心が温まる作品でした。卯月に視える「思い残し」というアイデアもおもしろいもので、全体として前に進もうという気持ちで読んでいて前向きになれました。 元看護師さんということで病院や病棟内の雰囲気がリアルに感じられました。卯月のさらなる成長に期待しています。オックスフォード福江店 中野真里香さん 何ひとつ気を緩めることができないナースたちの仕事を今まで以上に感じることができた。痛みや悲しみ、寄り添う彼らの姿が心に沁みて、とても励まされた。このストーリーは、希望、救い、とその先にあるものを見せてくれた。 ナースという仕事が、手に取るように感じとれた作品に出会えて、とても良かったです。内容も読みやすく、分かりやすく書いているのが伝わりました。”書きたい””伝えたい”というお気持ちで、少しずつまた次の作品に取り組んでいって下さい。応援しております。旭屋書店新越谷店 工藤雅子さん 心があたたまる素敵なストーリーでした。作品の世界観がとても好きでした。次回作も楽しみにしています。久美堂玉川学園店 松原沙莉さん 思い残しが視えるってどういうことなんだろう、と不思議に思いながら読み始めました。誰かの思い残すことを、なんとかして成就させようと、時には無茶をする卯月が危なっかしくて。だけど、自分が何かをしなくても、ただ寄り添うことで、人は気力が湧いたり笑顔になったりするのだ。医師よりも身近に感じられるからこそ、見せる顔がある。看護師という職業のプロフェッショナルに、ただただ頭が下がりました。思い残すことが何もない人なんて、多分一握りだと思います。だからこそ、卯月のように患者に思いを寄せてくれる存在がいるだけで、その思いが成し遂げられなくても救われると思いました。 看護師を勤められたからこその物語。読んでみて、看護師さんのほとんどを知らないんだな、と改めて思いました。医者目線の物語とは違う、もう少し患者よりの目線が新鮮でした。神がかった医療行為が出てこなくても、命を全うする現場のリアルさが、ずどんと沁みました。たくさんの方に手に取って頂けるよう、書店もがんばります!水嶋書房くずは駅店 永嶋裕子さん 1章読み終えるごとに章題に立ち返ると、より主人公が経験してきたこと、その思いが胸に染みわたる。 急かすことなく主人公の想いや考えを見守り、患者に寄り添う空気が作品全体に感じられた。自分もいつしか穏やかにそれぞれの選択を受け止めて、成長を見守っていることに気付く。 人が思い残すことは一生背負ってきたこともあるし、日常のちょっとした出来事であるかもしれない。人生の終わりに際し何も思い残すことがなければいいと思うが、たとえあってもこんな風に自分を気にかけ気持ちを認めてもらえたら幸せだし、思い残しを見ることが出来なくても共に過ごす時が優しくあれる人間でありたいと思う。 医療関係の説明は重要なポイントが分かりやすく、看護師さんの仕事や職場環境に関しても考えることが多かったです。マルサン書店サントムーン店 原田里子さん最愛の人を突然失った深い悲しみがやがて誰かの痛みを分かち合えるまでに立ち直った時、看護師としての成長と輝きを増したひとりの女性を目にすることが出来た。人生の「思い残し」が最期の時を色付けしてくれた。何もなかった人生なんてなかった様に。 元看護師だったからこそ描ける卯月の職場やプライベートでの仲間とのやり取り、悩みを分かち合える仲間達との信頼に共感したり知らなかったことだったりと看護師の仕事の大変さを知ることができました。あおい書店富士店 望月美保子さん 病棟内や看護師さんたちの仕事がリアルに描かれていたのでもしかしたら本当に誰かは思い残しが視えているのではないかと錯覚しました。患者さんの思い残しが解消されて最後の時が迎えられるのはその人にとって幸せだろうなと思いました。 看護師という仕事の大変さや患者さんとの関係など想像しやすく描かれていて勉強になりました。続編があればぜひ読みたいです。これからも応援しています。椿書房 牧野智子さん 作者さんの実体験がふんだんに活かされているのでしょう。看護師さんの仕事の風景を始め、日常や人間関係や、病院のちょっとした内輪話まで、看護師を目指している人や現在勤めている人が読むとすごい勇気や共感を得られる小説だろうなと思いました。本のがんこ堂石山駅前店 松田寿美さん▼読者の皆様からの感想も続々と! 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