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【動画あり】連載再開☆夢枕獏さん「ダライ・ラマの密使」への想い

 夢枕獏先生が、長年『別冊文藝春秋』で連載してくださっている小説「ダライ・ラマの密使」。
 なんと、あのシャーロック・ホームズと、日本人の僧侶・川口慧海がチベットでめぐり合い、理想郷 ‟シャンバラ” を求め、ともに極限の砂漠を探索する……というスリリングなこの物語は、

ラスプーチンは出てくるわ、(スウェン・)ヘディンは出てくるわ、(オーレル・)スタインは出てくるわの大冒険小説

 なのです! そして、

『神々の山嶺』とほぼ同時に書き出して二十六、七年、まだ、この物語、終っておりません。

2022年6月27日発売『仰天・俳句噺』(夢枕獏・著)より

 
 しかし… 昨年、ホームズたち一行はついに ‟シャンバラ" へと辿りついたのです!!
 
 そこで思わぬアクシデントが。
 夢枕先生にリンパがんが見つかり、連載はいったんお休み。先生は闘病生活に入られました。
 それから一年。治療が落ち着かれ、嬉しいことに今回『別冊文藝春秋』2022年7月号よりぶじ連載を再開することができました。

※十九章「幻の遺跡」、第2節が掲載されています

 再開を祝し、夢枕先生に改めて、「ダライ・ラマの密使」という壮大な物語といかにして取り組んでおられるのか、お話を伺いました。

 仏教の歴史や史実とも密接なかかわりがある本作品について、夢枕先生は、年表はもちろん、月表、日表までお作りになって事実関係を整理。ホームズたちの足取りも入念に記録しておられるのです。

 

 興味を持ってくださった方は、まずはこちらの序章をお読み頂くのもおすすめです。
(なにしろ二十数年にわたる連載で、WEBですべてを公開することは難しいのですが、せめてこちらを)
 

 
 また、闘病中のことは、6月27日に発売になる「今書いておきたいことを詰め込んだ “夢枕節” 炸裂の闘病×俳句(⁉)エッセイ集」であるところの『仰天・俳句噺』にも綴られています。
 最新の夢枕先生のご様子がよくよくうかがえる素敵なエッセイ集なので、こちらもご堪能頂ければ幸いです。

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