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WEB別冊文藝春秋【無料記事】

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#別冊インタビュー

自分がどんどんワトソンと一体化して――スランプに抗い、最後に解き明かした謎とは?…

作家の書き出し Vol.29 〈取材・構成:瀧井朝世〉 ◆あのシャーロック・ホームズがスランプ…

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『八秒で跳べ』刊行決定!――『探偵はぼっちじゃない』から5年、大学生になった坪田…

――デビュー作『探偵はぼっちじゃない』の文庫の解説で、第2作を「信じて待ちたい」と書いて…

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6/3(土)TBS系列「王様のブランチ」に登場! 『愛されてんだと自覚しな』――著者・河…

作家の書き出し Vol.25 〈インタビュー・構成:瀧井朝世〉 ▼書店員さんからのご感想はこち…

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登録者数67万人のYouTuber・コウイチが繰り出した、読者の日常を搔き乱す『計画書』と…

「この本には、仕掛けがある」——ものものしいコピーがおどる、漆黒の帯と表紙。まさに「ブラ…

EXILEと‟情念”――それを書くのが仕事だよ 北方謙三×橘ケンチ対談 #2

◆自分が自分でなくなることを恐れるな北方 小説って、どんな陳腐なストーリーであったとして…

嘘に怯んだら負け! 小説家の使命は… 北方謙三×橘ケンチ対談 #1

◆これほど過酷だとは思わなかった北方 やっと会えたな! コロナで2年ぐらい会えずにいるう…

オンラインゲームで出会った“ヒーロー”に憧れ、日々成長する息子。その頼もしい背中が、僕にこの物語を書かせた――冲方丁ロングインタビュー

▼プロゲーミングチームDeTonator代表・江尻勝さんとの対談はこちら ◆小学生の息子がゲームで出会った“ヒーロー”——新作『マイ・リトル・ヒーロー』は、交通事故で意識不明状態の中学二年生の息子から、オンラインゲーム内でメッセージを受け取った父親、朝倉暢光の物語です。執筆のきっかけはどこにあったのですか。 冲方 数年前、当時小学六年生だった息子にオンラインゲーム「フォートナイト」で、ボコボコに負かされたんです。僕は昔オンラインゲームをやりこんでいた時期がありましたし、ゲ

呉勝浩×有栖川有栖「だからミステリーは面白い!」――『爆弾』『捜査線上の夕映え』…

◆有栖川作品でミステリーの面白さを知った呉 まずは、なぜ今日、有栖川先生にお越しいただい…

今日を生き抜くため、少女たちは犯罪に手を染めた――川上未映子が、クライム・サスペ…

◆「カネ」「家」「犯罪」、そして「カーニヴァル」——新作の『黄色い家』、夢中になって読み…

島本理生×住野よる キュンキュンできる心をもう一度呼び覚ましたかった――『恋とそ…

◆男女が恋愛関係になる前にたくさん会話をするのが今っぽい住野 僕が初めて読んだ島本さんの…

新人賞W受賞の大型新人が放つ救済の物語はいかに生まれたのか? ――『わたしはあな…

 いま一冊のライトノベルがジャンルの枠を超えて話題を呼んでいる。二〇二二年七月の刊行以来…

川上弘美×一穂ミチ「ふたり」を描くときに宿るもの――『光のとこにいてね』刊行記念…

◆唯一無二の関係性に惹かれる川上 『光のとこにいてね』、一日で読んじゃいました。「作者の…

直木賞ノミネート! 『光のとこにいてね』はこうして生まれた―― 一穂ミチロングイン…

◆運命に抗う少女たち——『別冊文藝春秋』で連載されていた『光のとこにいてね』がついに単行…

史上最年少の乱歩賞作家が、"終末ミステリー"に辿り着くまで――荒木あかね『此の世の果ての殺人』

 歴代最年少の23歳7カ月で第68回江戸川乱歩賞を受賞。選考委員全員からの絶賛とともに、新たなスター作家が誕生した。  小惑星が日本に衝突し、地球が滅びるまであと2カ月。街から人の姿が消え、山奥では世をはかなんだ人たちが「奥地自殺」を図っている。大混乱に陥った世界をよそに、23歳の小春は小さな夢をかなえるため、自動車教習所に通っていた。教習所にはただ一人、イサガワという女性教官が出勤し、小春の実習を担当している。彼女たちが乗ろうとした車のトランクから、滅多刺しにされた女性の死