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WEB別冊文藝春秋【無料記事】

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WEB別冊文藝春秋の無料で読める記事をまとめました。
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記事一覧

【アーカイブ動画公開!】祝・華文ミステリ15周年、歴代の傑作&新刊一挙ご紹介スペシ…

2024年2月末に行われた配信イベントの アーカイブを公開しました ※  歴代「華文ミステリ」…

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「思わず一気読み」「心からおすすめしたい」など激推しの声多数! 大前粟生さん『チ…

 大前粟生さんの最新刊『チワワ・シンドローム』が2024年1月26日に発売になりました。早くも…

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自分がどんどんワトソンと一体化して――スランプに抗い、最後に解き明かした謎とは?…

作家の書き出し Vol.29 〈取材・構成:瀧井朝世〉 ◆あのシャーロック・ホームズがスランプ…

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藤田真央『指先から旅をする』を読んで――須賀しのぶさんから、熱い感想が届きました…

 天才が感じとれる世界を、私たちは成果として仰ぎ見ることはできるけど、共有することは絶対…

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『八秒で跳べ』刊行決定!――『探偵はぼっちじゃない』から5年、大学生になった坪田…

――デビュー作『探偵はぼっちじゃない』の文庫の解説で、第2作を「信じて待ちたい」と書いて…

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一穂ミチが描く「愛」のかたち――〈はじまりのことば〉

 二年半ぶりに「はじまりのことば」を書くことになった。前作(『光のとこにいてね』)のスタ…

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門井慶喜が「江戸時代の金融市場」に挑む!――〈はじまりのことば〉

 以下、金融の話である。なるべくわかりやすく説明したい。  江戸時代には、たとえば旗本の給料は米で支払われていた。8000石なら高給取り、200石ならまあまあ。10石以下なら貧乏旗本。  1石というのは兵士1人を1年間養うことのできる食糧というほどの意味の単位で、要するに米の量である。ところが旗本というのも人間なので、米ばかり食っているわけにもいかないし、こまごまとした日常の買いものもあるし、ときには外食だってしたい。  そういうものに対しては、彼らは銭、つまり貨幣を使用した

宮島未奈|よみがえる京都の夏――万城目学『八月の御所グラウンド』に寄せて

*** 「万城目さんがおっしゃるには、京大生はみんな『御所G』を知っているそうです」  …

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タカザワケンジ|白石一文の最新作『投身』が問いかける、本当に面白い小説とはなにか…

***  面白い小説とは何だろう。白石一文の小説を読むたび浮かぶのはそんな素朴な疑問だ。…

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6/3(土)TBS系列「王様のブランチ」に登場! 『愛されてんだと自覚しな』――著者・河…

作家の書き出し Vol.25 〈インタビュー・構成:瀧井朝世〉 ▼書店員さんからのご感想はこち…

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2023年注目の華文ミステリ大集合! ビブリオバトル完全レポート

 ゲストに作家の三津田信三先生と大倉崇裕先生、北京在住の翻訳家・阿井幸作先生をお招きして…

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料理家・今井真実さんのエッセイ連載がスタート! 第1回「心置きなくスパイスラーメ…

 第1回 心置きなくスパイスラーメン  数ヶ月に一度のヘアカット。行きつけの下北沢の美…

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世界的写真展が京都で開催中!――KYOTOGRAPHIE 注目展示7選│透明ラン…

 京都を訪れた回数を数えたら33回でしたが、そのうち13回がKYOTOGRAPHIEでした。今年もKYOTOG…

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登録者数67万人のYouTuber・コウイチが繰り出した、読者の日常を搔き乱す『計画書』とは?

「この本には、仕掛けがある」——ものものしいコピーがおどる、漆黒の帯と表紙。まさに「ブラック」な笑いで人気を博しているユーチューバーのコウイチ氏が、初の小説を上梓した。舞台は平凡極まりない町だが、少しずつ日常が破れ、予想もつかない事件が顔をのぞかせる。 「ぬくぬくとした安全地帯に自分だけいられると思うなよ、と。登場人物はもちろん、読者も揺さぶる本にしたかったんです」  ネタバレ厳禁の話題作を生み出した、作者の”計画”をうかがった。 「生まれは北海道の田舎です。娯楽が本当にな