【初公開】武田綾乃『世界が青くなったら』―― 六七質さんが描く「青の世界」
大人気シリーズ「響け!ユーフォニアム」や、吉川英治文学新人賞を受賞した『愛されなくても別に』など、次々と話題作を発表している武田綾乃さん。
そんな武田綾乃さんが、初めて挑んだ ハラハラドキドキのファンタジー青春恋愛小説『世界が青くなったら』が、2022年3月7日(月)に発売になります。
もし朝起きたとき、大事な人が消えていたら?
そんな if に直面するのは、大学生の仲内佳奈。
ある朝、佳奈が目を覚ますと、彼氏の坂橋亮が世界から消えていた……。LINEに履歴はないし、電話帳の中の番号もなくなっている。不安になって亮のマンションに行ってみるが、亮の部屋はずっと空室だという。親友に亮の話をしても「そんな人には会ったことがない」と言われてしまう。
自分の頭がおかしくなってしまったのか、それとも世界の方が壊れてしまったのか? 佳奈は混乱しながらも、亮の手がかりを探し始める――
やがて佳奈が辿り着くのが、不思議な雑貨店『Kasiopeia』。
この店では、思い出の品を対価として差し出すことで、本来なら会えないはずの人に会わせてくれるというのです。
謎めいた店主と記憶の結晶、そしてーー
夢と現実を繋ぐ場所「青の世界」
この世界を立ち上げてくださったのが、イラストレーターの六七質さんです!
見てください、この美麗な描き込みを……!
画面中央に佇むのはキュートな黒猫。この黒猫が誘う先には、何が待ち構えているのでしょうか?
3月7日(月)の発売に向けてカウントダウン!
来週2月16日(水)には、ここ「WEB別冊文藝春秋」で「プロローグ」を公開できたらと思ってますので、ぜひお楽しみに!
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