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#ミステリー小説が好き

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#読書感想文

この世界には、殺す人間と、殺される人間がいる。【読書感想文※若干ネタバレ注意!】

こんにちは、川原です。世間様は大型連休中ということで、与太話として雑記でも書きたいと思い…

川原実
2年前
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「令和」の時代に叩き起こされた「昭和」の名作。

昨年末に帰省したとき、わたしは無性に本が読みたい衝動にかられて父の本棚を開けた。 本棚に…

同志少女が撃つべきものは

「同志少女よ、敵を撃て」を読んだ。 ソ連の小さな村で暮らしていた、当時18歳の少女、セラフ…

マー君
2年前
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ムゲンのアイ 著者 知念実希人

この本を読んだら、気持ちが暖かくなりました。 幸せな気持ちになれました。 この本に出会えた…

千李
2年前
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シューマンの指を語らせて(ネタバレ有)

「シューマンの指」はつい先日、神保町で友人とデートした際に買った本だ。著者は奥泉光先生…

波水浦 蓮
2年前
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【読書感想文】米澤穂信『さよなら妖精』ほかベルーフシリーズ

初めて『さよなら妖精』を読んだのは、穂信さんにハマった大学生の頃。 あの「古典部」シリー…

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次の本までのインターバル

こんにちは、ゆのまると申します。 今朝起きたら雨模様。今日は一日すっきりしないお天気のようですね。四月に入ってからというもの、ぐずついたお天気の日が多く、青空が懐かしい今日この頃です。 先日、綾辻先生の『時計館の殺人』を読み終えました。 昨年の暮れから読み進めている館シリーズも、これで五作品目。すっかり綾辻ファンとなってしまった私は、「何を読んでも面白い」フェーズに移行しており、本当に幸せ者だなぁと思います。 ミーハー目線から申しますと、この新装改訂版の解説は大好きな

十日間の不思議/エラリイ・クイーン、越前敏弥(訳)

子供の頃、コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズシリーズ』や、江戸川乱歩の『怪盗二十面…

ABC殺人事件/アガサ・クリスティ、深町眞理子(訳)

読書好きが集まるオプチャでの11月の課題図書2冊目。 アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」を…

元彼の遺言状、倒産続きの彼女/新川帆立

読友さんからいただいた新川帆立さんの「元彼の遺言状」「倒産続きの彼女」を一気に2冊拝読📖…

闘う君の唄を/中山七里

”本と写真”オプチャでの2月の課題本で図書館で借りてきた中山七里さんの 「闘う君の唄を」を…

雪の夜は小さなホテルで謎解きを/ケイト・ミルフォード、山田久美子(訳)

”本と写真”オプチャでの2月の課題本2冊目。 図書館で借りてきたケイト・ミルフォードの 「雪…

【書評】カエルの小指 道尾秀介

〈あらすじ〉 「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 詐欺師から足を洗い、実演販売士として生…

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【書評】悪女について 有吉佐和子

〈あらすじ〉 《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》――醜聞(スキャンダル)にまみれて謎の死を遂げた美貌の女実業家富小路公子。彼女に関わった二十七人の男女へのインタビューで浮び上がってきたのは、騙された男たちにもそれと気付かれぬ、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。男社会を逆手にとり、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。 ※Amazon商品説明より 〈書評〉 タイトルから「公子(君子)は悪女」という前提で読