マガジンのカバー画像

#ミステリー小説が好き

246
運営しているクリエイター

#ミステリ

ふいうちのどんでん返しが好きだ

こんにちは、ゆのまると申します。 綾辻行人先生の『迷路館の殺人』、読了です。とっても面白…

41

ABC殺人事件/アガサ・クリスティ、深町眞理子(訳)

読書好きが集まるオプチャでの11月の課題図書2冊目。 アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」を…

言葉の宝箱 0168【すべてのしわ寄せがいちばん弱い者を押しつぶす】

『堕天使たちの夜会』福田和代(朝日新聞出版2018/7/30) ある事件をきっかけに、捜査一課か…

木綿行
2年前
3

言葉の宝箱 0014【長い話なのよって言えばいい。長い話だって言えば、普通みんなはそ…

『殺し屋最後の仕事(原題:Hit and Run)』ローレンス・ブロック ( 二見文庫2011/10/20 ) 引…

木綿行
2年前
3

言葉の宝箱 0017【他人の答えは他人のものでしかない】

『アスリーツ ATHLETES』あさのあつこ(中央公論新社2019/9/10) 結城沙耶は中学2年で出場した…

木綿行
2年前
4

言葉の宝箱 1091【願いに行きつく前に、自分の心を知り、整理する必要があったりしま…

『満月珈琲店の星詠み②~本当の願いごと~』望月麻衣 (文春文庫2021/2/10) 満月珈琲店の三毛…

木綿行
2年前
4

言葉の宝箱 0002【一生幸せでいたいなら、正直でいることだ】

『カール・エビス教授のあやかし京都見聞録』柏井壽(小学館文庫2019/8/11) 京都にまつわる不思議な体験、してみませんか。 英国人ミステリ作家のカール・エビスは 京都にある名門、京洛大学に招かれ、教鞭を執っている。 次回作執筆の参考にと講義がない日には 助手の九条葵と京都の街を練り歩き、日々創作の種を捜している。 まだ京都へ来てから日が浅いカールを驚かすのは 京都ならではの不可思議な出来事。 時間や空間の概念などないかのように、 安土桃山時代の逸話〈宗旦狐〉の母狐が化け

言葉の宝箱 1061【不幸を盾にして身動きできないひともいる】

『退出ゲーム』初野晴(角川書店2008/10/30) 廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者穂村チカ…

木綿行
2年前
6

言葉の宝箱 0011【ずっと求めていたのは、話を聞いてくれる相手だ】

『殺しのパレード』ローレンス・ブロック(二見文庫2007/12/25) 原題:Hit Parade 『ケラーの指…

木綿行
2年前
4

言葉の宝箱 0006【どんなつらいことだって知らなきゃそこから前に進めない】

『モップの精と二匹のアルマジロ』近藤史恵 ( JOY NOVELS 2011/2/25 ) ある日キリコは見知ら…

木綿行
2年前
2

言葉の宝箱 0231【結婚もせずにいるから無愛想になったのか、性格が悪いから結婚も出…

『凍える牙』乃南アサ(新潮社1996/4/20) 深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎…

木綿行
2年前
4

【読書感想#17】あなたはこの謎が解けますか? 新時代の本格SFミステリ。(ネタバレな…

【概要】作品名:ジェリーフィッシュは凍らない 著者:市川憂人 発行所:東京創元社 発行年:2…

【読書感想#20】数あるミステリーランキングを総ナメにした傑作短編集。(ネタバレなし…

【概要】作品名:満願 著者:米澤穂信 発行所:新潮社 発行年:2017年 頁数:422頁 ジャンル:…

推理小説をミステリーと言う勿れ

人間が理解できていないだけのことで、この世に不思議なことはないから、「ミステリと言う勿れ」とも言えるが、人間に理解できない不思議はいくらでもある。人の習性から「真夏にホワイトアウト」でのグルグル体験は後に不思議ではなくなったが、「時間よ止まれど金縛り」でのボールが止まって見えた体験は、アスリートがゾーンに入っただけなのだでは納得できない。 しかしいつから推理小説をミステリーと呼ぶようになったのだろう。小学生で初めて読んだシャーロックホームズの「まだらの紐」に痛く感動したこと