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#ミステリー小説が好き

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2022年5月の記事一覧

この世界には、殺す人間と、殺される人間がいる。【読書感想文※若干ネタバレ注意!】

こんにちは、川原です。世間様は大型連休中ということで、与太話として雑記でも書きたいと思い…

川原実
2年前
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【歴史の入り口に!】歴史好きが選んだ5月オススメの歴史小説4選

5月はマンガではなく、小説にしてみました。 今年のGWはなぜか小説も普段より読みました・・・ 今…

📕 | 読んだ気になる読書感想文。「竜のグリオールに絵を描いた男」③

📚 竜のグリオールに絵を描いた男 ✍️ ルーシャス・シェパード 🌟 p.180〜p.318 👩🏻 読…

zuzu (az)
2年前
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それでも、「ミステリー!」と呼んでみたくて。

第一行目から、きっとミステリーは 始まっている、たぶん。 冒頭は、まだ何も始まってないん…

閉鎖空間の犠牲『Another/綾辻行人』

大抵の事は、ある程度操作された確率だったり、自分の実力・行動で引き起こる『結果』としての…

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【読書】 匣の中の失楽

第4の奇書と呼ばれる本作。 解説には「ミステリーとアンチミステリーを両方兼ね備える作品」と…

Ka🦀ni
2年前
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ミステリの皮を被った○○小説『子どもたちは夜と遊ぶ』

本当は、この小説のあらすじをわたしは書きたくない。なんならミステリ小説だという情報すら与えたくない。 何の前情報もない状態で読んで欲しい。本の裏の説明書きだけなら読んでいいけどそれ以外の情報は集めないでね、と言ってこの作品を渡し、ネットの繋がらない部屋に閉じ込めたい。 でもそれでは色々と問題だし、記事にならないので、簡単なあらすじを書いておく。 暗い過去を抱える大学生の青年・浅葱。 彼は、心の支えである、生き別れた双子の兄・藍に会うため、二人で「ゲーム」を行なっていた。

【とむらい家族旅行】 だからって、そこまでやれとは言ってない 【ミステリー読書感想…

 コンテンツに触れる時、人の心境は大きく分けると二つに分かれる。一つ目は「期待通りのもの…

【魔王】犬養と今のルール

840文字の#ミステリー小説が好き 謎が解けたり、解いていく過程だったり、少し複雑な思惑が入…

きとの
2年前
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言葉の宝箱 1122【人を引きつけるのは外見じゃなくて、その人の内面でしょ】

『連鎖』真保裕一(講談社文庫1994/7/15) チェルノブイリ原発事故による放射能汚染食品のス…

木綿行
2年前
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【簡単あらすじ】流星の絆(微ネタバレ)【東野圭吾/講談社文庫】

ある夜、ペルセウス流星群を見るため、真夜中に家を抜け出した3きょうだい。 天気が悪く流星…

【ミステリーレビュー】模倣の殺意/中町信(2004)

模倣の殺意/中町信 「新人賞殺人事件」として1973年に発表された中町信のデビュー作。 あら…

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【書評】宮部みゆき「火車」 「証拠写真」は「思い出写真」にならなかった…

自宅の本棚をごそごそと探っていたところ、この「火車」が目に入ったので、もう一度読んでみま…

あたっく
2年前
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小説:大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で(著:山本巧次)

八丁堀のおゆうシリーズ8作目! シリーズものなので、キャラクターの関係性やバックボーンは1作目から見たほうが良いと思う。 ただ、巻き起こる事件は作品ごとで区切られており、冒頭で人物の名前と簡単な説明があるのでシリーズ初でも読めないものではないです! 本作の現代では、コロナが世間を騒がしておりステイホームを余儀なくされている状態から始まります。 何もしないで家にいるのも辛いし、現代の状況から江戸でしばらく暮らすかといった流れで江戸へ避難するおゆう。 ※納戸の奥に江戸につながる