マガジンのカバー画像

門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」(*小説)

6
かつて経済の中心には「米」があり、それは「証券」や「先物」に姿を変え、金融派生取引(デリバティブ)を発生させた。つまり、「金融市場(マーケット)」である――大坂堂島に実在した「米…
運営しているクリエイター

2024年5月の記事一覧

門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」#004

第3章 1年後、江戸。  享保10年(1725)秋。府下は黄色い霞に覆われていた。上州方面…

3

門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」#003

第2章(承前) 全体に、堂島の米市場は、まず2種類の建物がある。  ひとつは米会所である…

3