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ピアニスト・藤田真央「指先から旅をする」

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24歳の若き天才ピアニスト・藤田真央氏によるエッセイ
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記事一覧

ピアニスト・藤田真央エッセイ #64〈夏の終わり――デュトワとの共演〉

『指先から旅をする』が書籍化しました! 世界中で撮影された公演&オフショット満載でお届け…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #63〈エベーヌ四重奏団との共演、テントでのリサイタル…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #62〈幻となったカヴァコスとの共演〉

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #61〈我がホーム! ヴェルビエ音楽祭〉

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #60〈矢代秋雄のカデンツァーー山田マエストロとの日本…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #59〈地中海の青空の下――モンテカルロ・フィル〉

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #58〈魔法のような室内楽――タメスティとの共演〉

『指先から旅をする』が書籍化しました! 世界中で撮影された公演&オフショット満載でお届けします。 ”宝箱”との誉れ高いブラームス・ザールは、精巧で眩い装飾と豊かな響きを併せ持つ素晴らしいホールだ。客席の中央ではブラームスの像が静かに耳を澄ましている。音響の質は別格で、私の代名詞であるまろやかな音が会場の隅々まで減衰することなく響き渡る。ひとたびタッチのニュアンスを変えれば、客席に飛んでいく音色も万華鏡のように変化した。私が最重要視している一音一音の響きへのこだわりを、このホ

ピアニスト・藤田真央エッセイ #57〈矢代秋雄との出逢い――新アルバム・レコーディン…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #56〈ウィーン・リサイタルデビュー――コンツェルトハ…

#55へ  / #1へ戻る  / TOPページへ 『指先から旅をする』が書籍化しました! 世界中で撮…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #55〈ホフマンとシューマン――小説から生まれた音楽〉

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #54〈20歳で作曲したカデンツァを――バイエルン放送交…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #53〈ビシュコフが伝えた極意――バイエルン放送交響楽…

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ブックレビュー:権威主義とポピュリズム~後篇・各国情勢~|白石直人

アメリカ 2016年のアメリカ大統領選では、大方の予想を覆してトランプが当選した。暴言や差別…

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ピアニスト・藤田真央エッセイ #52〈奇跡的なピアニシモ――ゲヴァントハウス管〉

『指先から旅をする』が書籍化しました! 世界中で撮影された公演&オフショット満載でお届けします。  オーケストラと奏でる協奏曲は、まさに一期一会だ。〈作品の性格×オーケストラの個性×指揮者・ピアニストの音楽性〉がかけ合わさり、生まれる演奏は種々様々、千差万別といった具合である。また、世界には沢山の楽団があり、縁があっても再オファーは数年先の約束、短いスパンで同じオーケストラと二度共演できる機会はそう多くはない。そんな中、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とは幸運なことに