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【単行本発売中】綾崎隼「ぼくらに噓がひとつだけ」

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エリート棋士の父を持つ京介と、落ちこぼれ女流棋士の息子・千明。期待を背負い、プロ棋士を目指す彼らは出生時に取り違えられていたのか? 運命と闘う勝負師達の物語
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#別冊文藝春秋2022年1月号

綾崎隼「ぼくらに嘘がひとつだけ」 はじまりのことば

 家族の中で、配偶者だけ血が繫がっていない。  子どもの頃から、それを、とても素敵なこと…