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#わたしの熱帯

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#熱帯

第二章 カウンターの男

 グリーンの扉を開くと、そこは細長い階段だった。扉は店の入口と思っていただけに拍子抜けす…

しらたま
1年前
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イベントレポート「登美彦氏、『千一夜物語』に分け入る」

2019年2月11日に開催された対談イベント 「登美彦氏、『千一夜物語』に分け入る」 国立民族学…

阪口まな
2年前
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イベントレポート「森見登美彦氏、京都国立博物館で語る」

2019年2月3日に開催された 森見登美彦氏と羽田聡氏との対談イベント 「森見登美彦氏、京都国立…

阪口まな
2年前
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『熱帯』を読み終える日

 あぁ、帰ってきた。  むせ返るほどの草木の香り、遠くに聞こえる潮騒、冷たくて甘いコーラ…

nemuiko
2年前
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『熱帯』 聖地巡礼記 #1

「私の聖地巡礼だけが本物なの」 はじめに    2017年の春、私は彼女に袖にされた。  心に…

KZNews
2年前
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第一章 沈黙読書会

 私はその日、神楽坂にいた。  神楽坂には研修のために数日通ったことはあるが、地理に明る…

しらたま
2年前
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贋作『熱帯』

2021年の末、私は少々退屈な日々を送っていました。 年が明けてからも新型コロナウイルスの流行は衰えることなく、感染者の増加とともに出勤が制限されたり、イベントが中止されたりして、「在宅勤務」の名の下に一日中自宅に居るということも多くなりました。 家で過ごす時間が長くなると、ついボーッとして窓の外を眺めたり、ふとした瞬間にあらぬことを考えたりするものです。そうこうするうちに、自分でも気付かぬまま妄想の世界に引き込まれていたりします。 そんな日々を一週間ばかり過ごしたある日、

「熱帯」の世界。

私と「熱帯」との出会いは、 ある書店員さんに 『すごく不思議なお話し。でもあなたならきっと…

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夏野菜カレー ── 分岐、やがて溶け合う『熱帯』 ── 水谷紗羽良の挑戦 ── 僕の『…

 これは数年前の話であるが、大学二回生に進級した四月のこと、僕はサークルの新歓コンパに参…

下歩
2年前
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有楽町の地下で、逢いましょう

※森見登美彦『熱帯』についてのエッセイ(2割妄想)です。こちらを先に読んでも支障がない程…

トルテ
2年前
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謎の本

佐山尚一が書いた「熱帯」は“謎”の本であるという。 “謎”にもいろいろあるけれど、古本も…

OMG!
2年前
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熱帯を抜けた先は新たな熱帯

この春、私は秋田の自宅でそこそこ懊悩していた。 次にどんな言葉を綴ればよいか分からなか…

YUU-KI-HP
2年前
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わたしの熱帯

はじめに 2018 年 12 月 24 日、私は twitter でええじゃないか騒動に興じていました。 さま…

阪口まな
2年前
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【アーカイブ公開しました!!】4/18(月)森見登美彦ライブトーク「沈黙しない読書会@オンライン」

※記事の下部「購読者限定エリア」にて 動画がご覧頂けます。 *** 『熱帯』という摩訶不思議な本がある。  ひとたび読み始めてしまえば、もう戻れない。容赦なく熱帯的体験があなたを襲い来るからです……  実際にそんな体験をしてしまったみなさま。   その体験は、あなたが語るのを待っているのかもしれません。  あなたもきっと、語りたくてうずうずしている……はず!  この機会にそれを note にしたため、『熱帯』の著者・森見さんと一緒にみなで読み合い、話し合う読書会を